在職中でも退職後でも残業代は請求できる!残業代は在職中も退職後も請求することができます。 在職中の残業代請求は会社との雇用関係への影響を懸念される方も多いですが、残業代の請求は当然の権利です。残業代を請求されたことを理由として会 社が解雇などの不利益な処分をなすことは許されません。もちろん、在職中の方の残業代を請求する際には、不用意に対立関係を深めず、会社の理解を得て円満 に支払いがなされるように配慮いたします。 退職後の残業代請求については、将来的な会社との関係に対する配慮はあまり必要ありませんが、必要な証拠資料を集めにくいことがあります。会社が関 連する資料を開示しようとしない場合であっても、私たちが一緒に闘うことで、裁判手続きも利用するなどして証拠の保全・確保を図ることができます。 退職後に残業代を請求するうえで気をつけるべきことは、残業代の請求権は2年で時効消滅するということです。会社は2年より前の分の残業代の支払いを拒むことができますから、残業代の請求は速やかに行わなければなりません。まずは、退職した会社に対して、時効を中断するための行動から始めましょう。
残業代請求にあたっての重要ポイント |